ボンバルディア DASH8-Q400 に乗る!
最近、鉄道系の活動はしていないのですが、乗り物の話題として、昨日写真のボンバルディア DASH8-Q400 に初めて乗ることができました。
この飛行機は、カナダのボンバルディア社が開発したDASH8型の最新鋭機体です。
「双発ターボプロップ旅客機」と言うことですが、素人的に簡単に言ったらプロペラ機。
でもこのDASH8-Q400は、YS11などの従来のプロペラ機とは比較にならないぐらいの巡航速度と静寂な空間を実現し、Quiet の略であるQを頭文字とした「Q400」の愛称もつけられています。
DASH8には、100型・200型・300型・400型と4種類のバリエーションがあり、基本となった100型・200型が約40人乗り、そしてこの400型は機体を延長して約70人乗りにした機体です。
日本ではJALグループの日本エアコミューターが、YS11の後継機として導入したほか、全日空グループのエアーニッポンでも導入されており、どちらもJAL塗装、ANA塗装で日本の空を飛んでいます。
また胴体の短い100型は琉球エアコミューター、天草エアラインで使用されています。
100型・200型とこの400型は、基本的に胴体部分の長さが違うだけなのですが、同じ飛行機?と思わせるぐらい違う印象を受けます。
私はこの400型の長細い胴体にスマートさを感じ、ずっと乗ってみたい憧れの飛行機でした。
いざ、機内に入ってみると、プロペラ機とは思えないほど座席は広く清潔感に満ちていました。
CAは二人。
私の乗った便は、搭乗率が半分以下で空いている座席も多かったのですが、重量配分があるのでしょうか?乗客は一定のエリアに集められている感じがします。
私は一人で乗っているのに、隣の座席にはほかの方が座り、前の座席は空いていました。
いよいよ出発となると、右側のプロペラからゆっくりと回転を始めます。
右側のプロペラが十分な回転になると、次は左側。
以前乗ったことのあるSAAB340は、プロペラ始動時に機内の電気が消えた記憶があり、音もものすごく大きかった記憶がありますが、このDASH8-Q400はとても静か。
でも小さな音ながらプロペラ機特有の回転音が聞こえてくると、あまり搭乗経験のないことだけに胸が高まります。
また滑走路での加速は、すばらしくジェット以上にも感じました。
上空に上がってもプロペラの音はあまり大きくなく、本当にとても静かな飛行機です。
YS11の後継機であるDASH8-Q400ですが、速度はYS11の約1.5倍。高度もYSよりも高く飛んでいるのではと思いました。
着陸が近くなり、大型ジェット機では感じることのない、ふわっと言う落ちる感じを何度か味わい、少しスリルを感じましたが、全体としては予想以上に快適な空の旅を楽しむことができました。
最後に機内から撮った写真をいくつか紹介します。
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コメント
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DASH 8(-100)はもともと1980年代にde Havilland Canada(DHC)が開発した機体です(初就航1984年)。
88年に会社はBoeingに買収されました。90年代にAir Cabada(DHC-8のメジャーユーザー) の" Airbus affair"事件をきっかけに、BoeingはDHCを地元のBombardierに売却しました。このころ、-400シリーズが開発されています。従ってDASH-8は一貫してDHCの流れを汲む開発と見てよいと思います。
(昔は[2000年以前])DASH-8は扱いやすくタフで運行経費が抜群に安く、(もちろんSTOLであるし)評判がよかったのですが。
投稿: 通りすがり | 2006年11月27日 (月) 09時40分