« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

2006年3月25日 (土)

引退間近の小田急9000形を追って来ました。(動画)

oer9000_2

平成18年3月17日(金)。
JRの「ブルートレイン出雲」や東海道線東京口から113系が引退した日。小田急電鉄からも9000形通勤電車が引退することになりました。

小田急9000形
昭和47年が初製造の同車両は、地下鉄千代田線への乗り入れを考慮した車両として登場しました。
前面デザインが従来の小田急にはないデザインで、登場時は大きな注目を集めたと聞いてます。
小田急線沿線で育った私としても、鉄道少年だった頃、NSE等のロマンスカー同様、憧れの車体でした。
特にまだ少なかった千代田線との直通運転に使用される際の9000形は、「直通準急」だけにしか見ることの出来ない表示が珍しく何度も見に行ったり、乗りに行ったりした覚えがあります。
「準急 本厚木-綾瀬」の2段式表示や、前面に表示される「91E」などの表示が非常に懐かしく思い出されます。

そんな9000形も登場から34年。
後継の3000形通勤電車が大増備されるにしたがい、徐々に編成数が減少していき、ついに最後まで残った6両編成の2本が平成18年3月17日(金)をもって引退してしまいました。

小田急から9000形の引退が正式に発表されたのは、引退する週の月曜日。
そろそろ危ないとは思っていましたが、あまりにも急な引退報道に驚き、そして少年時代の思い出がつまった9000形の最後の勇姿が見たくて、引退まであと2日と迫った3月15日の帰宅時に小田急新宿駅を訪ねました。

私にとって最後の9000形となったのは、新宿20:03発 各駅停車小田原行き。
この列車を新宿から相模大野まで、ビデオで撮ったり、途中区間では乗車したりと、引退が間近に迫った9000形の活躍をビデオテープと体に記録してきました。

引退2日前の9000形の勇姿。
皆さんもぜひ記憶に留めていただければ幸いです。

「引退2日前の9000形の勇姿」をダウンロード


<私が始めて撮った鉄道写真>
被写体は小田急9000形でした。昭和55年ごろの向ヶ丘遊園駅にて
oer9000

<もうひとつの9000形動画>
oer9000_3

上の動画とは別に今まで撮影したビデオの中から9000形の写っているものをまとめました。
狙っていたのが9000形でなかったので、撮影状態は良くないです。普段から何気ない活躍シーンを撮影しておくことの大切さを思い知らされました。
「9000の動画 その2」をダウンロード

2006年3月19日 (日)

スペーシアで鬼怒川へ(携帯からの投稿)

昨日実施されたJR東日本と東武鉄道のダイヤ改正で登場した「スペーシアきぬがわ」に乗ってきました。
登場2日目と言うこともあってか、車内には私のように記念乗車されている人が散見されました。

鬼怒川温泉到着後、野岩鉄道に乗り会津高原まで行ってきましたが、途中から雪模様となり、鬼怒川までの晴天と比べ、天気が大きく変わったことにびっくりしました。

会津高原からの折り返しは名鉄から会津鉄道に移籍した「AIZUマウントエキスプレス」で快適に鬼怒川まで戻ってきたのですが…
鬼怒川から都心に向かう特急はすべて満席
仕方なく、たった2両の区間快速なる列車で帰路についていますが、なんとこの列車。ずーっと先の東武動物公園まで各駅に停車します…
行きのスペーシアの快適さと比べるとあまりに辛い環境です。
車内にも同じような心境の方が多いようで「やはり電車で来るとこでないねー」なんて声があちこちで聞かれます。

特急に乗れなかった人のフォローももう少し考えてもらえないものかと思いました。

今日、携帯電話で撮影した電車をこちらでご紹介します。hi3500190001.JPG
hi3500270001.JPG
hi3500230001.JPG
hi3500240001.JPG

2006年3月18日 (土)

湘南電車113系。東京駅から引退・・・(動画付)

113

本日。3月18日(金)に実施されたJR等のダイヤ改正にあわせ、昨日(3月17日)をもって引退した列車が多くあります。

・東京-山陰地区を結んでいた「ブルートレイン出雲」の運転終了
・湘南電車で親しまれた113系電車の東海道線東京口からの引退
・常磐線から103系引退
・独特な前面スタイルが特徴だった9000形の引退
・箱根登山鉄道。小田原-箱根湯本間の登山電車による運転終了
などなど・・・

特に「出雲」と「113系」については、新聞テレビなどで報道された影響もあってか、鉄道ファンだけではなく一般の利用者からも、最後の運転が注目されたことと思います。

私個人としては、
「出雲」は乗ったことも1回もなく、見た記憶もあまりないのですが、真っ赤なマークが印象的で、昭和50年代のブルートレインブームの時に小学生だった私にとってお気に入りの列車のひとつでありました。
晩年も、食堂車の営業は終了してしまったものの、食堂車そのものはフリースペースとして連結が続けられたほか、昭和50年代から運行スタイルがほとんど変わっていない貴重な列車であり、機会があれば乗ってみたいと思っていた列車のひとつです。
しかしながら運転区間が浜田から出雲市に縮小された際に、個人的に興味が離れてしまい、結局一度も乗ることなく消えてしまうことになってしまいました。

また「113系」については、小学生時代に品川区にある親の実家を訪ねた際に、よく電車を見に行った大井町-大森間有名な直線区間で、目的のブルートレインが来るまで、何度も何度も目の前を通過していたの覚えていますが、あまり思い入れはないのが正直なところです。

しかしながら、やはり消えてしまうとなると寂しいもので、引退の数日前にたまたま立ち寄った大井町駅で目の前を通過する113系をビデオで撮ってみました。
あまり操作に慣れていないビデオカメラを使用したため、ブレやズームの操作が旨く出来ず、さらには目の前を走る京浜東北線にかぶられてしまうなど、映像としては良くないものなのですが、113系の独特のモーター音だけは綺麗に記録できたと思っております。

「大井町を通過する113系の上下列車」をダウンロード

2006年3月10日 (金)

スペーシア in JR品川駅

osupe_005

3月18日に実施されるJR東日本及び東武鉄道のダイヤ改正で、両社特急車両の相互乗り入れが実施され、JR新宿-東武鉄道鬼怒川温泉および東武日光駅の間に直通特急が運転されます。
この準備のため、2月頃から両社の乗り入れ用特急車両が、それぞれ乗り入れ線区で試運転を行っていますが、本日(3月10日)、JR品川駅で試運転中の東武鉄道の特急車両「スペーシア」を見かけることが出来ました。

この「スペーシア」
東武鉄道を代表する特急車両として登場してから10年以上経過していると思われます。
登場当時は、浅草というJR山手線から外れた始発駅から出発するという営業面としてのマイナス要素をカバーすべく、インパクトある豪華特急車両として誕生しました。
登場時は浅草を出発すると日光手前の今市までノンストップの俊足を誇っていたと記憶していますが、やはり浅草始発では集客力がなかったのか、北千住などに停車するなどダイヤの見直しが行われてきました。
それでも期待したほどの集客はなかったと思われます。

一方ライバルであったJRも、旧国鉄時代に準急・急行列車で都心と日光を結ぶ列車を設定していましたが、始発が都心の駅でありながら、日光までの線路が東武鉄道に比べ遠回りであったことから、いつしか都心-日光間の直通列車は消滅してしまいました。

近年になり休日限定で新宿から日光までの快速電車が運行されていますが、それもあまり集客がなかったと思われます。

このように都心対日光路線に関してライバルでありながら、お互いマイナス要素のあった両路線がお互いのよい路線部分を活かし、都心-栗橋はJR。栗橋-日光・鬼怒川温泉は東武鉄道を使う相互乗り入れが発表されたのが約2年前でした。
鉄道に興味を持つ人間にとって、非常にびっくりするニュースであったことを思い出します。
ちょっと前置きが長くなりましたが、相互乗り入れまで2ヶ月を切った1月頃からJR・東武両車両を使った乗り入れ試運転が開始されました。

今日は、営業運転後には乗り入れないJR品川駅まで乗り入れ試運転が行われ、ちょうど所要で品川を尋ねたときにこのスペーシアを見ることが出来ました。
ホームには沢山の同好者がいましたが、お互い譲り合いながらスペーシアの車体を撮影することが出来ました。
残念ながらビデオカメラを持っていなかったのですが、品川停車中らしい写真と、動画は最近機種交換した携帯電話で撮影してみました。
写真や動画から、この貴重な品川でのスペーシアを感じていただければ幸いです。

osupe_002

osupe_003

osupe_004

「スペーシア品川出発」の動画をダウンロード

2006年3月 4日 (土)

バー銀座パノラマ 鉄道模型の走るショットバー

GINZA_2

先日、銀座のちょっと変わったショットバーに寄ってみました。
「バー銀座パノラマ」
このショットバーは、大人の街である銀座8丁目の雑居ビルの8階にあるお店なのですが、普通のショットバーと違って、カウンターに鉄道模型が走っています。

座席は、カウンター席がL字型で10脚程度。
そのカウンターの目の前をNゲージのレイアウトがあり、列車が4本同時に走れる構造になっています。
またレイアウトのほかに、ショーケースが並んでいて沢山の車両が展示販売されていました。
店名の「パノラマ」は、オーナーの方が愛知県の出身であることから、名鉄のパノラマカーに由来するとのこと。お店の看板もパノラマカー同様、赤が使われています。

お酒を飲みながら、目の前を走り抜けるNゲージを見ていると、ショットバーというより、模型屋さんに来ているような感じを受けます。
レイアウトを走る列車は2週間づつ変更されるとのことです。
私が訪ねたときはSL特集とのことで、C62やD51が「サロンエキスプレス東京」「ユーロライナー」等を牽引していました。
走行トラブルも時々あるとのことで、私の時は連結器がはずれ機関車が客車を置いて単独で走りはじめてしまいました。バーテンダーさんもトラブルには慣れているようで、簡単なトラブルには即対応できるようですが、このときはオーナーさんが登場して修復されていました。
最近では、開店直後や閉店間近の時間に、車両の持ち込みも可能とのことです。(多分有料)

飲食代は、銀座8丁目ということもあり、それなりです。
私は勤務先の同僚と行ったのですが、ビールほかのドリンクを計8杯。フードにパスタやソーセージを頼んで、18,000円程度でした。
あとで調べたてみたところ、同店ではかつての「あじあ号」で提供されていたカクテルを復活し提供しているようです。残念ながら私はそのメニューを目にしていながら、復活したものと気づかずオーダーしなかったことが悔やまれます。

学生の方にはちょっと敷居の高いお店かも知れませんが、勤め人で鉄道に興味のある方は、話の種に尋ねてみるのもよいかもしれません。

GINZA_1

銀座パノラマWEBサイト

カウンターを走る鉄道模型の動画(その1)
カウンターを走る鉄道模型の動画(その2)

« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

無料ブログはココログ