引退間近の小田急9000形を追って来ました。(動画)
平成18年3月17日(金)。
JRの「ブルートレイン出雲」や東海道線東京口から113系が引退した日。小田急電鉄からも9000形通勤電車が引退することになりました。
小田急9000形
昭和47年が初製造の同車両は、地下鉄千代田線への乗り入れを考慮した車両として登場しました。
前面デザインが従来の小田急にはないデザインで、登場時は大きな注目を集めたと聞いてます。
小田急線沿線で育った私としても、鉄道少年だった頃、NSE等のロマンスカー同様、憧れの車体でした。
特にまだ少なかった千代田線との直通運転に使用される際の9000形は、「直通準急」だけにしか見ることの出来ない表示が珍しく何度も見に行ったり、乗りに行ったりした覚えがあります。
「準急 本厚木-綾瀬」の2段式表示や、前面に表示される「91E」などの表示が非常に懐かしく思い出されます。
そんな9000形も登場から34年。
後継の3000形通勤電車が大増備されるにしたがい、徐々に編成数が減少していき、ついに最後まで残った6両編成の2本が平成18年3月17日(金)をもって引退してしまいました。
小田急から9000形の引退が正式に発表されたのは、引退する週の月曜日。
そろそろ危ないとは思っていましたが、あまりにも急な引退報道に驚き、そして少年時代の思い出がつまった9000形の最後の勇姿が見たくて、引退まであと2日と迫った3月15日の帰宅時に小田急新宿駅を訪ねました。
私にとって最後の9000形となったのは、新宿20:03発 各駅停車小田原行き。
この列車を新宿から相模大野まで、ビデオで撮ったり、途中区間では乗車したりと、引退が間近に迫った9000形の活躍をビデオテープと体に記録してきました。
引退2日前の9000形の勇姿。
皆さんもぜひ記憶に留めていただければ幸いです。
<私が始めて撮った鉄道写真>
被写体は小田急9000形でした。昭和55年ごろの向ヶ丘遊園駅にて
<もうひとつの9000形動画>
上の動画とは別に今まで撮影したビデオの中から9000形の写っているものをまとめました。
狙っていたのが9000形でなかったので、撮影状態は良くないです。普段から何気ない活躍シーンを撮影しておくことの大切さを思い知らされました。
「9000の動画 その2」をダウンロード
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