海外鉄道本紹介「アジアの鉄道の謎と不思議」
日本には多くの鉄道ファンが居ますが、その興味の範囲は日本国内だけという人が、非常に多いです。
でも、なぜ日本の鉄道だけが興味の対象なのでしょうか?
その大きな原因のひとつが情報不足ではないだろうかと私は考えています。
日本には鉄道趣味者向けの雑誌が数誌発売されていますが、外国の鉄道の記事はごく僅かか、雑誌によっては全く触れていない月も珍しくありません。
これら雑誌は、日本の鉄道趣味者向けに作られているので、日本の鉄道趣味者の多くが興味を示さない外国の鉄道の記事を掲載しないのは、雑誌を売らなければならない雑誌社の営業面から見れば理解できます。
しかし、多くの趣味者が興味がないからと、記載が少なければ、当然日本の鉄道趣味者が外国の鉄道を知る機会も少なくなり、これが悪循環してしまって、興味の対象が国内だけという鉄道趣味者があふれてしまったのだろうと考えています。
10数年前までは、日本から外国に行くことは、敷居が高かったとは思いますが、今は個人旅行が一般化し大手航空会社でもディスカウント航空券を自ら発売する時代。
鉄道という世界に広く普及している交通を趣味にするなら、この時代を活用し、日本オンリーの鉄道趣味者は、積極的に外国の鉄道に触れるべきでは? と私は思っています。
前置きが長くなってしまいましたが・・・・
外国の鉄道に興味を持っても、その国の鉄道事情が良くわからない。そんな人に絶対お勧めできる本がこのたび発刊されました。
アジアの鉄道の謎と不思議
この本では、日本から比較的近い距離にあるアジア各国の鉄道について、日本の鉄道趣味者が興味を引きそうな話題を数多く紹介されています。
対象国は「韓国」「台湾」「中国」「香港」「北朝鮮」「東南アジア諸国」「南アジア諸国」で、全92編が収められています。
1編が2~4ページ程度で、多くの項に写真や図解などがついているので、非常に理解しやすく、自分の興味のあるところから読み進むことができます。
いくつかの編を紹介しますと・・・
・1両まるごとインターネットカフェの車両(韓国)
・日本製旧型客車も未だ健在(台湾)
・航空機と真っ向勝負・新生「直達特快」(中国)
・世界最長距離を走る旅客列車は平壌発着(北朝鮮)
・2泊3日の長距離急行に食堂車がない(ベトナム)
などなど・・・
どうでしょう?「外国の鉄道なんか興味ないよ!」と言っていた人も、ちょっと興味を惹かれるような記事ではないでしょうか?
鉄道趣味の範囲が日本国内だけの人にも、そうでない人にも是非手にとって読んでいただきたいお勧め本です。
最後に
この本にはこのBLOGで使用してた写真が2枚掲載されています。手に取られた方は、掲載写真を探してみていただければ幸いです。
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