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2005年6月26日 (日)

「SLあそBOY」引退へ

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「SLあそBOY」
なかなかユーモアある列車の名称かと思います。
JR九州の熊本-宮地間、阿蘇山の麓を走る豊肥本線に、昭和63年に復活したSL列車ですが、残念ながら今年(2005年)8月28日の運転を持って引退することが、先日JR九州から公式発表されました。

引退の理由は、SL車両の老朽化が進んだことによるようです。
このSL車両(8620型)は大正11年生まれ、製造からなんとが83年も経過しています。
大正時代に製造された車両が、平成の現在まで現役で走っていたことを思うと、感動もありますが、このSLあそBOYは九州地区唯一のSLであり、九州から再び煙が消えてしまうことに寂しさを感じます。

私もこのSLあそBOYに、2002年6月に乗ることがありました。
SLの後ろに連結された3両の客車はウェスタン風にデザインされ、最後部の展望車では風に吹かれながら流れ行く車窓を楽しむことができます。
途中、阿蘇山のカルデラを越えるため、スイッチバック運転も行われ、全国でいくつかあるSL列車の中でも、結構楽しめる存在であったかと思います。

このときの旅行記はこちらから → SLあそBOY乗車記【ひとり汽車旅・のりものの旅】

しかしながらこのSLの人気は、はたしてどうだったのか?
私がこのSLあそBOYの乗車記をWEBサイトで公開してから、そのヒット率はほかの特集ページに比べ、はるかに低く、1日に数件アクセスがある程度のものでした。
最近は全国で多くのSLが復活したこともあり、九州の中ほどを走るこのSLあそBOYにそれほど集客がなかったのではないかとも思われます。
しかしながら九州では、現在暫定開業している九州新幹線の博多開業も控えており、そのときにはまた観光の目玉として、SL列車が復活し、新幹線との組み合わせで新旧の列車の旅が楽しめれば良いなと、願わずにはいられません。


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コメント

こんにちは。あそBOYの人気について気にしておられるようですが、
私が数年前の夏に乗った折は満席で、乗車当日に指定券のキャン
セルが出て、ようやく乗れたという情況でした。たった1回の
乗車経験では何とも判断し難い所ですが、目的地に阿蘇という
大観光地を控えている事、乗車時間が2時間弱と手頃な事、そして
福岡や熊本という九州の中核を為す、「市場」から比較的近距離に
ある事、また行程に九州新幹線を組み入れやすい事、等等の
理由から年間乗車率は好調だと思います。何よりも年間運行計画
での運行日数の多さが、それを示しているのではないでしょうか。
従って引退の理由は、やはり機関車自体の老朽化が原因でしょう。
JR九州の幹部も、技術者が出てくれば再復活も検討すると
コメントしていた様ですし。かく言う私も8月の中旬に、このSLに
乗りに人吉と宮地へ行ってこようかと考えています。

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