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2005年1月 2日 (日)

ドイツの新幹線 ICE

ice1
*勤務先の同僚が撮ってきた欧州第2弾です。

ドイツの新幹線「ICE」
いまや世界各国で高速鉄道が走るようになりましたが、その中でも私のお気に入りはドイツの「ICE」です。
私がこの列車に乗ったのは、もう10年以上前になりますが、今でもずっと好印象のままの列車です。

10年前。ヨーロッパの高速列車として有名だったフランスのTGVには何度も乗ったことがありました。
その当時の「TGV」はスピードは世界で唯一300KMを達成し、世界最速の列車ではありましたが、居住性という点では、シート間隔は狭く、飛行機のエコノミークラス並みだったと思います。
更には最長7時間も走る列車があると言うのに食堂車の連結はなく、簡単なビッフェのみ・・・
しかも原則全席指定席のため、乗車には必ず指定券を持っていないといけない等など、旅行者には決して優しくない列車でした。

ヨーロッパの高速列車と言うのはこんなものなのかな? という固定観念をある程度持ってしまった私にとって、このドイツの「ICE」の初乗車は驚きの連続でした。

まず駅に到着したICEに乗り込んで、車内があまりにもゆったりとしているので、まちがって1等車に乗ってしまったのかと思い、一旦車両から降りて、自分の乗っている車両が「2等車」であることを再確認したほど、TGVとは比べ物にならないぐらい立派な車内設備でした。
車内のシートはその間隔はゆったり取られているだけでなく、車両の中ほどにハンガーがあったり、車両によってはシートテレビが設置されていました。
更にコンパートメントやコインロッカー。デッキ部には液晶式の案内表示があり、走行スピードを確認することも出来ます。
更に気に入ったのは、ICEには食堂車が連結されていること。
他の車両より屋根が高く、天窓も設置されている食堂車は、木目基調のテーブルが並びとても落ち着いた雰囲気です。
ドイツ語や英語が出来なくても「MENU」という定食を頼めば、それはとても立派な食事でした。

とても快適な汽車旅を味あわせてくれた「ICE」は、10年以上たっても私の選ぶ世界最高の列車です。

最近、ヨーロッパの高速鉄道はフランスの「TGV」、ドイツの「ICE」のほか、イタリアの「ペンドリーノ」、スペインの「AVE」。
そのほか国際列車としてユーロトンネルを通過する「ユーロスター」や、「タリス」など、数多くの列車が登場しました。
私が好印象を持ったICEも、「ICE2」「ICE3」と新しい世代が登場しています。
残念なことに最近のICEには食堂車が連結されていないものもあるようですが、車内設備と走行スピードというバランスを考えれば、今でもヨーロッパで1番の列車ではないかと思っております。

またいつか、このICEに乗りたいです。

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(1.1)海外の列車」カテゴリの記事

コメント

カッコイイ

私もICEをハンブルグからフランクフルトまで利用したことがありますが、内装は広々していてよかったのですが、200km/hを超えると揺れが新幹線よりも大きく、乗り心地はよいとは思いませんでした。
この区間は、飛行機も便利なので、競争は解しそうです。ICEは割合すいていました。

ICE2は、新幹線と同じ電車方式なのですよね。だから親近感が持てます。やはり日本の電車方式に毒されているせいか、TGVのプッシュプル式はやはり馴染めません。加速は良いとして、減速時に電気ブレーキがきく台車が限られているとやはり不利だと思うのですが。

Primera

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