「新幹線つばめ」の車窓から
新八代を出発した「九州新幹線つばめ」は、高架線上を加速しながら速度を上げていきます。
新八代ー鹿児島中央間の九州新幹線には、途中駅が3つ。新八代側から順に「新水俣」「出水」「川内」。
このうち「新水俣」と「出水」は2本に1本が停車するパターンで、概ね1時間に1本の新幹線が停車。
「川内」は、1日上下1本通過列車があるものの、それ以外は全列車が停車します。
つまり列車の運行パターンは3つになります。
(1)ノンストップ(1日1本)
(2)川内のみ停車
(3)各駅停車
いずれの駅でも九州新幹線開通にあたりJRから第3セクター化された肥薩オレンジ鉄道に接続しています。
新八代から鹿児島中央までは127.6㎞(実㎞)。
この間にトンネルが50個。実に全体の69%がトンネルとなっており、それ以外の区間もトンネルに挟まれた山間部を多く走るため、視界が狭く(写真左) はっきり言って車窓の楽しめる区間は、ほとんどありません。
そんな九州新幹線で比較的長いことトンネルに視界を阻まれない区間として、出水駅周辺があります。
この区間からは、遠くに不知火海(八代海)を眺めることが出来ます。(写真右)
私が乗った日は、あまり天気が良くなく写真もうまく撮れませんでした・・・・・
さて、「新幹線つばめ」は、九州というアジア各国から比較的近く、その隣接国からの韓国客への案内を配慮し、停車駅案内等の「車内放送」は、日本語、英語、中国語、韓国語の4ヶ国語対応となっています。
この対応は素晴らしいと思ったのですが、車内放送の音量が非常に小さく、日本語の案内すら聞き取りにくいものでした。
せっかくのサービスなのですから、車内放送の音量には注意していただきたく強く思ったものです。
あと面白いなと思ったのは「運転手からの放送」があったこと。
飛行機では、ほぼ必ず機長からのアナウンスがありますが、運転中の電車の運転手からの車内放送は、私には過去に記憶がありません。
放送された内容はあまり覚えていないのですが、飛行機とそう変らず「定刻に運転しています」程度のものだったと思いますが、運転室からの生放送?は臨場感を感じ、なかなか好感が持てるサービスかと思いました。
車内サービスとしては、運転時間が短いので車内販売はありませんでした。
その代わりなのか、車掌さんとは別に「案内係りのお嬢さん」が車内を巡回していたのを覚えています。
「川内」に停車すると、「鹿児島中央」まで1駅の利用者が私の乗っていた車両に10人程度乗ってきました。
この「川内ー鹿児島中央間」には朝晩は区間運転の列車も運転されており、短距離利用者が見込める区間のようです。
「川内」を発車すると、すぐ右手に九州新幹線唯一の車庫である「川内車両基地」が見えましたが、残念ながら停車中の車両を見ることが出来ませんでした。
川内から鹿児島中央まで、九州新幹線はたったの12分で走ります。
ただしその間は、またほとんどトンネルなのですが・・・・
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コメント
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すばりすと様
WEBLOG版への初投稿ありがとうございます。
山陽新幹線の500系では、放送がされているようなのですね。
ご案内ありがとうございました。
山陽新幹線の500系といえば、私も何度か乗ったことはあるのですが、気がつきませんでした。
投稿: 海外鉄度旅行愛好者 | 2004年5月 6日 (木) 12時57分
お久しぶりです。
こちらに書き込みをするのは初めてです。
さて、電車の運転手でアナウンスをすることはめったにないとのことですが、私は500系のぞみで
体験したことがあります。
やはり飛行機と同じように(というか、意識してか?)やっていました。
内容は「只今この列車は時速300キロに到達しました。
時速300キロの車窓をお楽しみください」といった感じだったと思います。
もっとも夜の列車で、山陽新幹線の区間なのでほとんど車窓は見えないのですが。
投稿: すばりすと | 2004年5月 5日 (水) 21時53分