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(1.1)海外の列車

2009.12.20

運行を終えたオリエント急行

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先週(2009/11/14)、オリエント急行が126年の歴史に幕を閉じました。
オリエント急行と言うと、我々日本人には豪華な設備を持ったヨーロッパの特別列車というイメージを持つ人が多いと思いますが、それはかつてのオリエント急行を復元した観光列車のこと。
今回運行を終えたのは、その豪華な設備を復元したオリエント急行ではなく、126年前に登場し、かつてパリとイスタンブールを結んでいた、正にヨーロッパとオリエントを結んでいた長距離列車です。

オリエント急行が、日本人のイメージにある富裕層が好んで乗車した豪華な編成であったのは第2次世界大戦のころまで。
その後の冷戦時代に西側と東側を結ぶ豪華列車が運行できるわけはなく、オリエント急行は一般車両で編成されるようになりました。
パリ-イスタンブールの直通運転も1977年に終了。その後、オリエント急行はヨーロッパ内を数多く走る夜行列車の1本としてパリ-ブカレスト(ルーマニア)間の列車として長いこと運行されました。

私は1988年。このパリ-ブカレスト間を運行していたオリエント急行に乗車した経験があります。
パリ東駅から乗車した列車は、フランス国鉄とオーストリア国鉄、そして確かハンガリー国鉄の車両で編成されており、終点ブカレストまで行く車両は、パリからへ連結されていませんでした。
パリを夜発つこともあり、食堂車もビュッフェも連結されず、しかも古い車両ばかりで編成されたオリエント急行は、日本人のイメージとかけ離れた列車だったことを覚えています。

ヨーロッパでもオリエント急行のように名前がついた列車はありますが、指定券や寝台券を取る時には、列車名ではなく列車番号で列車を指定することから、一般の人には列車名は浸透していません。
よって私が乗車したこのオリエント急行も、一般には、ただのブカレスト行きの列車であり、オリエント急行の名はトーマスクックの時刻表上と、たぶん列車側面についていた行き先表示板には名前がさり気なくあった書いてあったことでしょう。

さてオリエント急行。
やはりオリエントというからには、イスタンブールに到達する列車であって欲しいもの。
イスタンブールというアジアの空気が色濃い街と、ドイツやフランスという西欧の国を結ぶ列車には、大きな憧れを感じます。

かつて私がイスタンブールを訪ねた際、イスタンブールのヨーロッパ側の終着駅「シルケジ駅」で、オーストリアの車両を見つけて、大変感激したのを覚えています。
イスラム教のモスクが立ち並び、コーランが流れる街の中に、西欧の車両を見つけたときは、まるで日本の駅で営業中のヨーロッパの車両を見たような驚きでした。

私の過去のアルバムから見つけたのが、イスタンブールシルケジ駅で撮影した上の写真。
オーストリアのウィーンとイスタンブールを結んでいたバルカン急行の行き先表示板。
オリエント急行がイスタンブールに乗り入れなくなったあとも、西欧とイスタンブールを結んでいた列車です。
私には、このバルカン急行のほうが、オリエント急行そのものと思えてなりません。
しかしながらきっとこの列車も、2009年の今は運行されていないことでしょう。

最後まで残ったオリエント急行の運行区間は、フランスのストラスブールからオーストリアのウィーンまで、フランスのTGV東線が開通したことにより、2007年にはパリにも乗り入れなくなっていました。

わが日本でも、夜行列車の削減がすすみ、もうほとんど絶滅寸前ですが、ヨーロッパの夜行列車も高速鉄道網の発展により、同じような運命になっていることを感じるオリエント急行廃止のニュースでした。

2009.05.06

擬似乗車ビデオ 台湾鉄路 南廻線 旧型客車

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久々に「擬似乗車ビデオ」の新作を作成しました。
新作と言っても、2007年12月に台湾を訪問した際に未編集だった列車の作品です。
今回取り上げた列車は、台湾の最南部。「南廻線」を走る1日2往復の旧型客車。
1日2往復ゆえ、走行シーンは納めることが出来ませんでしたが、多くの車窓シーンを比較的ロングカットで収録し、テロップも私の思う必要最低限としていますので、BGV的に見ていただけたら幸いです。

ところで・・・
まだ未編集の台湾ものが1本あります。撮影したらすぐに編集しないと、撮影時の気合が薄くなってしまい駄目ですね(笑)

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2008.01.12

台湾の立ち売り駅弁

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台湾の鉄道では、日本と同様に弁当を見ることが出来ます。
大きな駅には駅弁専用の売店があるほか、在来線の優等列車の車内販売でも弁当を買うことが出来ます。
そんな台湾の駅弁の中には、なんとホームでの立ち売りが残っている駅があります。
台北から花蓮、台東方面の優等列車に乗って30分ほどで行ける「瑞芳駅」がそのひとつ。
ホームでは列車が到着すると立ち売りの人たちが列車に向かって「べんたーん」と叫んでいます。
弁当の発音が日本語とほとんど同じのなので、「べんた-ん」が「べんとー」とも聞こえ、まるで日本にいるように錯覚してしまいます。
台湾ではこのほか台東に近い「池上駅」の駅弁の立ち売りが有名です。
日本でもホームの立ち売り駅弁はほとんど見かけなくなりましたが、台湾の駅弁立ち売りも長く残ってほしいものです。
動画で駅弁立ち売り風景を撮影してきましたので、「べんたーん」の売り声をお確かめください。

動画「台湾の駅弁立ち売り風景」をダウンロード

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2008.01.06

台湾新幹線 擬似乗車ビデオ完成

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昨年末に撮影してきた台湾新幹線のビデオ。
この正月休みの多くの時間を使って、やっと作品が完成しました。
台北から終点の左營(高雄)までの車窓を中心に、台北駅の雰囲気や途中駅の通過シーンを織り交ぜ、なんと29分の長大な作品になってしまいました。
ここまで長いと自己満足でしかないような気がしますが、台湾新幹線に興味のある方に見ていただけたら幸いです。

<ニコニコバージョン>
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1961956

<zoomeバージョン>
http://zoome.jp/kishanori/diary/3/

<ニコニコとzoomeの元ファイル>
http://kishanori.sakura.ne.jp/THSR_ver1.wmv

*元ファイルはサーバー容量の関係で公開から短期間で削除することがあります。


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2007.12.31

ハイビジョン台湾第1弾 台湾新幹線 桃園駅

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先月導入したハイビジョンカメラを台湾に持って行きました。
このハイビジョンカメラで初めて本格的に列車を追いかけることとなり、3泊4日間で63分テープ3本分の映像を撮ってきました。
その第1弾として、台湾到着後すぐに向かった台湾新幹線桃園駅で撮影した映像を紹介します。
台湾新幹線については、この作品とは全く別に台北~左営までの擬似乗車ビデオを編集する予定です。

【高画質バージョン】
http://kishanori.sakura.ne.jp/koutetsu_1.wmv

【ニコニコ動画バージョン】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1896036

【Youtubeバージョン】
http://jp.youtube.com/watch?v=4lwD6cIJ0CA

2007.12.30

台北駅での新幹線撮影

台湾2回目、2日目は台湾新幹線で一気に高雄まで南下し、南廻線の普快に乗ってきました。

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2日目のトップバッターは台湾新幹線。
台北を7時調度に出発する直達タイプの列車で、高雄(左営)までは1時間36分の最速列車。
台北駅には6時15分ごろ到着し、この列車の前に出発する新幹線の写真&ビデオを収めようとしたら、改札のお姉さんにホームに降りるとき止められてしまいました。

「貴方の列車はこのホームでない」
「写真を撮らせてほしいのだけど・・・」
「危険なので駄目です」
「・・・・」

台北駅の新幹線ホームは2面4線となっています。
ホームに新幹線が入線していても出発10分ぐらい前にならないと改札は通れても、ホームに入場できません。
更に改札を通る人が少ないときはチケットに記載された列車番号も、お姉さんにチェックされます。
この条件が運悪く重なると、上記のようなことになりますので覚悟が必要です。

もし台北駅を出発する新幹線の映像がとりたい場合は、6分間隔で出発する時間帯を狙い、後発の列車のチケットを入手しましょう。
この続けて台北を出発する新幹線は同一ホームが設定されているようです。
ご参考まで・・・・

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台北から左営まではグリーン車級の商務車に乗りました。
2&2のゆったりとしたシートピッチで、ドリンクサービスもあります。
乗客は私のほかに、夫婦らしき1組のみでした。

2007.12.29

2回目の台湾に行ってきました!

2007/12/21~24の3泊4日。台湾を訪問してきました。
台湾に行くのは昨年の2006年11月以来の2回目の訪問になります。

今回の目的は、大きく分けて次の3点
(1)台湾新幹線乗車
(2)台湾一周(南廻線の普快乗車)
(3)タロコ乗車
幸い、全ての目的を達成することが出来ましたので、ここで順を追って紹介していきたいと思います。
まずは、台湾到着初日の写真を数点紹介します。

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桃園空港から高鉄桃園駅を結ぶ路線バス
片道20元。所要時間20分。利用者が多く混雑していました。

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桃園から乗ったはじめての台湾新幹線。
11月から自由席が登場。私も自由席券を買って乗車したのですが、結構な混雑。
はじめての台湾新幹線はデッキに立って乗る羽目になってしまい、台中まで乗る予定を変更。新竹で降りてしまいました。

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台中駅に到着した台湾新幹線
台湾新幹線には乗務員専用の扉や窓はありません。(これは台湾の列車全てに共通)
このときは、写真の黒い制服を着た女性乗務員近くの乗降口で扉の開閉を行いましたが、
全ての扉に開閉装置が付いています。

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台湾新幹線の台中駅は、台中市街地からは遠く離れています。
在来線とも接続していますが、便はあまりよくないような・・・・

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在来線で彰化に移動。下り方面のホームにシマウマが登場!

2007.02.17

TGVが最高時速553kmを記録!!

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フランス国鉄が世界に誇る高速列車「TGV」が、2月13日の試験走行で553kmを記録したニュースが流れました。
「TGV」の速度記録としては、1990年に開通前のTGVアトランテック線で記録した515km以来、実に17年ぶりに最高記録を更新したことになります。
今回試験を行ったのは、今年の夏に開業が予定されている「TGV東線」と呼ばれる区間。
この「TGV東線」はパリ東駅を起点に、フランス東部アルザス地方のストラスブール方面を目指す路線で、営業最高速度は世界最速の320kmを予定しています。
ストラスブールからドイツ方面への乗り入れも計画され、こちらにはなんとドイツ国鉄の高速車両「ICE3」使用され、はじめてTGV線路にICEが走ることになります。
フランス国鉄からは、今回の試験について正式に発表されていないようで、今後4月頃に更に最高速を記録すべき試験走行を計画しているようです。

TGVといえば、私が始めて海外に行った18歳のときに真っ先に乗車した車両。
当時日本の新幹線の最高速度は東北新幹線の240km。
TGVはまだ南東線と呼ばれるパリ-リヨン間しか開通していませんでしたが、最高時速270kmを誇る世界最速の列車でした。
新幹線とは違い、高速区間にトンネルが一切なく、TGVの力強いパワーによってフランス中部の丘をジェットコースターのように上下しながら走る姿が印象的でした。


2年前(2005年)3月に、実に約10年ぶりにフランスを訪ねました。
今年開業する「TGV東線」の始発駅になる、パリ東駅に訪問し、停車している機関車とコラーユ客車の写真を撮りました。
10年前と大きく変わっていないと思われるパリ東駅も、停車しているコラーユの塗装は以前とは全く異なり少しさみしさを感じましたが、「TGV東線」が開通したらコラーユの姿もほとんどなくなり、もっと様子が変わってしまうのでしょうね。

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2007.02.11

台湾鉄路に「太魯閣(タロコ)号」が登場

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台湾鉄道の最近の話題といえば、今年の1月5日に開通したばかりの台湾高速鉄道が目立ちますが、在来線にも注目の特急車両が登場します。

その名は「太魯閣(タロコ)号」

JR九州の「白いかもめ」に導入されている振子技術を採用。カーブの多い東部幹線の台北-花蓮間を現在より所要時間を30分短縮し2時間で結ぶ計画となってます。
車両は、日立製作所の笠戸工場(山口県)で製造され、昨年12月に台湾の基隆に上陸しました。
8両1編成で、3編成が納入されていますが、今年10月までには更に3編成が納入され、最終的に6編成48両となる予定です。
列車名の「太魯閣(タロコ)号」は、東部幹線沿線にある台湾を代表する景勝地「太魯閣渓谷」から名づけられた名前で、一般公募により決定されました。

営業運転は、春節の2月16日から臨時列車扱いで台北-花蓮を1往復する予定です。
しかし、残念ながら振子機能がまだ正常に稼動していないとのことで、振子を使用せず走行することから本来の性能を発揮できないばかりか、時刻表を確認すると、何故か現在最速の「自強号」よりも所要時間を多く要しています。
「太魯閣(タロコ)号」は将来東部幹線だけでなく、台湾高速鉄道と並行する西武幹線にも導入されるという情報もあります。早く本来持っている性能を発揮してもらい、台湾高速鉄道と良い意味で競争してもらえいたいと思います。

*写真は台湾在住のktkr様から、ご提供いただきました。

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2007.01.27

海外鉄道本紹介「将軍様の鉄道 北朝鮮鉄道事情」

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北朝鮮の鉄道ってどうな感じなのだろうか?
歴史・現在の政治的な背景を無視して、海外の鉄道が好きな人間として、全く興味がないと言えば嘘になるでしょう?
北朝鮮に鉄道があることは知っていても、現状の情勢からは、入ってくる情報は少ないです。
平壌と北京、モスクワを結ぶ国際列車が存在していることや、この本のタイトルにもなっている将軍様が国内視察や中国訪問時に使用する専用の列車があることは知っていても、その詳細を記したものを見ることはあまりなかったかと思います。

この本はそんな北朝鮮の鉄道に的を絞った詳細なレポートです。
将軍様専用の「1号列車」の編成紹介やこれまでの運行ルートの記録はもちろん、国内の詳細な路線図、北朝鮮内で活躍しているほとんどの車両について触れられています。
最初は興味本位でページをめくっていたものの、戦前の日本のSLがまだ活躍していることや、直流電化の国なのに、交直流電車を開発していたことなどが紹介されており、この本の詳細なレポートには驚くばかりです。
また付属のDVDには、まず見る機会がない北朝鮮の車窓風景が収められており、以外にも近代的な電化設備が整っていることに驚かされました。
1900円と少し値が高いですが、納められている内容をみると十分納得の価格ではないでしょうか?

より以前の記事一覧

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